ＡＫＢ４８ サイトに殺害予告の１８歳の少年を逮捕！「秋葉原消したい」

警視庁は２４日、無差別殺傷事件のあった秋葉原を拠点に活動するアイドルグループ「ＡＫＢ４８」の公式サイトに、無差別殺害を予告する書き込みをしたとして、威力業務妨害の疑いで東京都、立川市、無職の少年（１８）を逮捕した。

少年は容疑を認め、「目立つ書きこみをすればメンバーから返事が来るだろうと思った。冗談のつもりだった」などと話している。

調べによると、少年は１０日午後１０時ごろから翌午前１時ごろまでの間、ＡＫＢ４８の公式携帯サイトの掲示板に

「秋葉原　消したい。尊敬する人　加藤智大容疑者。名古屋劇場に衝撃。６月８日の歩行者天国のように。射殺、または串刺し」
「僕もまねしようかな、名古屋劇場にて」

などと書き込み、１５日の名古屋で開かれた同グループの公演で警備員を増強させるなどさせた疑い。

少年は１０日が誕生日だったが、グループメンバーから返事が来なかったことに立腹。

「何でバースデーの日とか、メンバーから返事が来ないんですか。ファンをなめると怖い目に遭うぞ」

などと、計２６回にわたって怒りの書き込みを行っていた。

秋葉原では今月８日、７人が死亡する無差別殺傷事件が起き、加藤智大容疑者（２５）が殺人容疑などで逮捕されている。

ＡＫＢ４８は２００５年に結成されたアイドルグループで、秋葉原の「ＡＫＢ４８劇場」で公演活動を行ううち、ネットや口コミで人気が広がり、昨年暮れの「第５８回ＮＨＫ紅白歌合戦」に出場するなど、秋葉原の若者文化の象徴的な存在となり、名古屋への進出を果たしたばかりだった。