“メガ”小林幸子、史上最大衣装に爆笑の渦

　大みそかの「第６０回ＮＨＫ紅白歌合戦」（後７・１５～１１・４５）のリハーサルが３０日、東京・渋谷のＮＨＫホールで行われた。

　ここは紅白か、演芸場か。
関係者で埋まった客席に爆笑の渦が巻き起こった。

　恒例、小林幸子（５６）の衣装公開。
出場曲「万葉恋歌　あぁ、君待つと」に合わせ、菩薩をモチーフにした白地に紫の模様の着物、金の髪飾り姿。
途中で背後の幕が開くと、姿を見せたのは高さ８メートル５０×横８メートル×奥行き５・４メートル、総重量３トンの“メガ幸子”だ。

「ちょ～っと、ふざけてるでしょ。いい歌を歌うのになあ、絶対に笑わせようとしますよね」

白組司会を務めるＳＭＡＰの中居正広（３７）はあきれ顔。
リハーサル後の会見で、小林は

「笑わせようとしてます、大満足ですね。（客席の）審査員役の方が手をたたいて笑っていたので、やったなと思いました」

とこちらもしてやったりの笑いが止まらない。

　自身の顔を３Ｄスキャンに取り込み、発泡スチロールと樹脂コーティングで再現。
実際のメーク担当者の指示で、まつげ１本から本人と同じように化粧を仕上げ、構想半年で紅白史上最大の“衣装”が完成した。

　白組の対戦相手は、長崎市から中継で登場する福山雅治（４０）。
「龍馬と対戦なんてうれしい」と話していた小林は、「どれだけ笑いが来るか楽しみ。そういう時代になってほしい」と願いをこめた。