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飯島愛さん“孤独死”から1年…激白本「鬱病ロッカー」大反響 ロックバンド、カニヴァリズムのボーカル、兒玉怜(こだま・りょう=27)が壮絶な実体験を明かした著書「鬱病ロッカー」(ランダムハウス講談社)が反響を呼んでいる。

 著書では、医師から適応障害と診断され「アーティストとして再起不能」と告げられた怜が、奇跡の復活を遂げるまでの1年半を綴っている。

 プレッシャーと不規則な生活による不眠症で睡眠薬に頼った怜は、やがて安定剤に手を出し、蝕ばまれてゆく。
極度の鬱状態による奇行が目立ち始めたことから、都内の専門医に入院。
ブレーク寸前の人気にあったバンドは活動を停止した。
入院中もインターネット上での中傷に悩んだ怜は、十数種の投薬による朦朧とした状態での生活以外、命の安全が保証されないどん底を体験した。

 その思いをこう綴る。
《僕には自分の話をして、他人を元気付けることはできない。だからって「頑張れよ、治るよ」と根拠のないことも絶対に言えない。せめて僕が感じた、恐怖、苦悩。それを語ることで、少しでも同じ悩みを抱えている人たちの孤独感が和らげばいいと思う》
 今年10月、音楽プロデューサーの加藤和彦さんが自殺した際も躁鬱病が要因のひとつとされた。
昨年のクリスマスイブに“孤独死”が発覚した元女優の飯島愛さんも精神的に追い詰められていたという。

 自身の努力で克服した怜は、今秋から活動を再開し、緊急発売した新曲「life is」はオリコンで初登場22位にランクイン。
26日にはZepp Tokyoで3年ぶりのライブを開く。
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