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うそバレバレ押尾容疑者に「ふざけるな!」麻薬取締法違反(譲渡)の疑いで警視庁捜査1課に逮捕された押尾学容疑者(31)は、11月2日に判決が出た後、横浜市内や東京・墨田区内の知人女性宅などに身を隠し、当局の事情聴取の要請から逃げ回っていた。

先月20日ごろには横浜市内のホテルで捜査員3人に発見され、慌てふためく場面も。

友人らには、死亡した田中香織さんに自分がMDMAを渡したことを示唆するような発言をしていた。

 東京地裁で懲役1年6月、執行猶予5年の判決が言い渡されてから1カ月余。押尾容疑者はその後も
「毎日しつこく警視庁捜査1課の捜査員から電話がかかってきていた」
(友人)
という状況に耐えられず、身を隠すように居場所を転々とさせていた。

 捜査1課の堪忍袋の緒が切れたのが、11月20日ごろ。
一向に任意の事情聴取に応じない押尾容疑者は、その日も要請の電話に
「いまは九州にいるので無理です」
と答えた。
すると捜査員は
「ふざけるな!おまえがどこにいるのかは知っているんだ。いいかげんにしろよ」
と怒鳴りつけたという。

 押尾容疑者はその時、九州ではなく、新横浜のホテルに潜伏していた。
翌朝、ホテルを出ると、いきなり捜査員3人に囲まれ、事情聴取を受けることになった。
知人らによると、その時の押尾容疑者は
「ひどく動揺していた」
という。

 周囲には
「オレは一体どうなるんだ!?」
とおびえるように漏らし
「捜査は終わりじゃないのか」
「なんでまだ警察が来るんだ!」
などと言い放っていたという。

 押尾容疑者は警察から渡された携帯電話を所持しており、そのGPS機能で居所は常に分かるようになっていたようだ。
横浜は古くから慕っている仲間がおり、保釈保証金を用立ててくれた支援者らと疎遠になった中、相談に乗ってもらっていたとみられている。

 ホテル暮らしをあきらめた後はしばらく、東京・墨田区内に住む年上の知人女性宅に身を寄せていた。
その女性と知り合ったのは「ごく最近」(友人)で、今月はじめまでいたとみられる。
そして再び横浜市内に戻っていた。

 この間も捜査1課では交遊関係に徹底的に聞き込みし、押尾容疑者が親しい仲間たちに、MDMAを自分が田中さんに渡したことをにおわす発言をしていたことを確認。
疑いは強いと判断する材料の1つになったようだ。
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