なぜジャニーズ出身者の犯罪が相次いでいるのか

　ジャニーズ出身の逮捕者がまたまた出た。
先週、元ジャニーズＪｒ．の１７歳と１８歳の少年がネットカフェで財布を盗んで逮捕されたもの。
今年５月にジャニーズＪｒ．の元メンバー、榎本雄太が失業給付金詐欺で逮捕されたし、大麻取締法違反の「男闘呼組」元メンバー、成田昭次には懲役６月、執行猶予３年の判決が出たばかり。

　なぜ続くのか。深刻なのは事件が低年齢化していることだろう。
少年らはジャニーズ事務所に１０歳前後から入って特訓を受け、デビューしたグループのバックダンサーとしてテレビなどに出演する。
それでいっぱしのアイドルになったつもりになるが、中にはふるい落とされ、辞めるしかない少年も出てくる。
そうなると悲惨。
芸能活動優先の少年らの周囲にいるのは遊び友達が多く、悪い連中との付き合いが始まるのだろう。

　彼らはジュニア時代は事務所からある程度金銭が支払われるという。
つまり在籍時代は遊ぶ金があるけど、辞めるとプータローだ。
実際、今回逮捕された２人も榎本も金に困って犯罪に走った。

「悪いのは当然、当人です。でも、年端もいかない少年が夢を見せられて途中で放り出されたら大変です。学校に戻っても友人もいないし、勉強にもついていけない。これでは犯罪に走る少年が出てきても不思議じゃない。ジャニーズは、辞めていった少年らをもう少しフォローすべきでは。そうしないと出身者の事件がまた起きますよ」
（芸能関係者）

　今年は草なぎ剛の全裸逮捕騒動もあったが、こんなことでは、逮捕といえば、ジャニーズや出身者なんていわれかねない。