川島なお美の披露宴をニュースで独占中継した日テレの見識

　２３日の川島なお美（４８）と人気パティシエ・鎧塚俊彦氏の結婚披露宴に苦笑した人も多かったのでは。
会場のグランドハイアット東京には、テレビカメラ１２台が集結。
川島は鎧塚氏とともに披露宴の料理を担当した落合務、片岡護、坂井宏行など７人の有名シェフと一緒に会見に登場し、笑顔を振りまいた。

　もっとも、大ハシャギしていたのは川島だけで、鎧塚氏は手短にあいさつしてすぐに退席。報道陣との質疑応答は川島がひとりで対応し、

「私という名のワインを完熟に向かわせてくれる器にようやく出会えた」

などとノロケまくっていた。

　川島にとっては一世一代の晴れ舞台なだけに、浮かれる気持ちはわかる。しかし、“過去の人”感が漂う川島を独占中継する日本テレビの感覚には驚かされた。

　この日は、朝の「スッキリ！！」から川島の結婚を大きく扱い、昼の情報番組でも取り上げ、夜の「サプライズ」で独占中継したが、報道番組「リアルタイム」までとは……。

「最近は結婚しても公式ブログで発表して会見すらしないタレントが増えているから、日テレは大喜びで飛びついたのでしょう」
（芸能リポーター）

　しかし、中継した「リアルタイム」は２２日の第１部６．５％、第２部８．０％が、２３日はそれぞれ４．８％、７．４％にダウン。「サプライズ」は１０．２％（９日）から９．２％に落ち込んだ。世間の注目度がどの程度かはこれでわかる。

　選挙間近で不景気が直撃している時に、川島クラスのド派手な披露宴を放送されても庶民感情を逆なでするだけだろう。川島も日テレもＫＹだ。