ブラッド・ピットが撮影したアンジェリーナの授乳シーン公開

米ファッション誌「W」の11月号の表紙に、ブラッド・ピットが撮影したアンジェリーナ・ジョリーの授乳写真が掲載されることになり話題を呼んでいる。

表紙を飾っている写真は、７月に生まれた双子のうちの1人にアンジェリーナが授乳している様子を撮影したもので、カメラの方を向いて微笑む彼女の左胸の一部と赤ん坊の小さな手が写っている。



米メディアでは、女性の胸が露出された写真を表紙に掲載する場合、物議をかもすことが多い。
APによると、赤ちゃん雑誌の「Babytalk」が2006年に、ある女性の授乳写真を表紙にした際、読者4000人を対象に調査を行ったところ、４分の１の人々が写真は不適切として不快感を表したという。

世界で最も古い母乳推奨団体La Leche League Internationalは、「レッドカーペットの写真の方が授乳写真よりよっぽど露出が多い」と反論し、アンジェリーナ・ジョリーのようなロールモデルの女性にもっと授乳写真を公開してもらいたい、と訴える。

今回の「W」誌の写真に関して掲載料等は発表されていないが、８月に米「ピープル」誌が双子の写真を掲載した際には、掲載料として1400万ドルが支払われ（８月５日関連記事）、２人は掲載料をジョリー＝ピット基金に寄付し、世界中の子どもたちの救済にあてるとしている。

アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピットはこの他にもさまざまな慈善事業に協力しているが、今週初めには、家族揃って米ルイジアナ州ニューオリンズを訪れたという。
ピットがかねてから力を入れている環境に配慮した住宅を作るプロジェクトMake It Rightが、ハリケーン・カトリーナの被害者用に建設している150軒の住宅のうち、最初の６軒が完成したためだ。
住宅に住むことになる68歳のグロリア・ガイさんはピットと対面し、「私と家族にしていただいたことを、ほんとうに感謝していますと伝えました」と喜びを表した。